贄の町新聞
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何か、あいつから意識を逸らす方法はないのか――

日天
……あ」

頭に浮かんだ案が正解なのかどうかを
考えている暇は無くて、
俺は殆ど反射的にココの胸ぐらを掴んで引き寄せた。

日天
「んっ」

そのままココと唇を重ねる。

ココは俺の突然の行動に少し驚いたような表情になって、
それでも俺から離れようと力を入れようとする。

だから俺も咄嗟に胸ぐらを掴んでいる手を更に強く引いたら、
歯がココの唇にぶつかってしまった。

ココ
……っ」

ココが痛みに眉を顰めた隙を逃さず、
僅かに開いた唇の隙間に舌を割り入れれば
さっきので唇が切れたのか少し血の味がした。

それに構わず舌を甘噛みしたり、絡めたり、吸ってみたり……。
反応は無かったけど、ココがいつもしてくれる事を
思い出しながらとにかく舌を動す。

日天
「ん……、ぅ」

恥ずかしいなんて言ってられなかった。

だってこのまま行かせてしまったら、
ココが外の女に何をされるのか――いや、
ココが女に何をしてしまうのか分からないと思ったから。

少し力が緩んできたココの気をもっと
自分に引きつけたくて、更に深く舌を絡ませた。