日天
「お、おいっ」
笑男のほうに体を引き寄せられる。
手が前に伸びてきたかと思うと、胸を洗い始めた。
日天
「いい加減にしろよ」
笑男
「いいおっぱい~」
馬鹿なことを言いながら、
俺の胸を揉みほぐそうとしてくる。
その一方で指先は、乳首に触れるか触れないかの
ギリギリのところを責めていた。
日天
「やめろって! 人が来たらどうするんだっ」
慌てて振りほどこうとしたけれど、
今日の笑男はいつもにも増して力が強い。
それだけでなく、首筋に残る傷跡を甘噛みしてきて、
俺の体にゾクゾクとした刺激を与えてきた。
笑男
「日天ぁ、ほんとに駄目?」
日天
「駄目、だって……
こんなとこ、誰かに見られたら……っ」
笑男
「そんときゃ見せつけてやればいーじゃん」
日天
「そういうわけには……あっ」
だんだん声が出てきてしまう。
首筋だけでなく、笑男の手が体に残るあちこちの
傷跡に触れてきた。